子育て中の看護師の強い味方!院内保育園のメリットとは?

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子育て中の看護師の強い味方!院内保育園のメリットとは?

病院施設内に設置されている院内保育園。
厚生労働省が発表した「平成28年度 認可外保育施設の現況取りまとめ」では、平成28年3月の2,780件だったのに対して、平成29年3月には2,814件と増加しています。
院内保育園は平成24年度では2,667件だったことを踏まえると、年々増加傾向にあるといえます。
今回は、院内保育園に子供を預けるメリットと注意点、選び方などを紹介します。

メリットは院内にあるからこそ子供を預けやすい

メリットは院内にあるからこそ子供を預けやすい

院内保育園の最大のメリットは、勤務先の院内にあるという点です。
勤務先内に保育園があるため、子どもと一緒に出勤して、そのまま子供を預けることもできます。
そして帰る際もすぐに迎えに行くことができます。
院内保育園は看護師の勤務形態・生活スタイルに合わせた利用が可能ではありますが、お住まいの場所によっては考えなければいけないことがあります。
それは朝のラッシュ時に、保育園の用の荷物を持ったまま、子どもと一緒に電車に乗らなければいけないこともあるという点です。
ただしメリットのほうが多いので院内保育園の利用は人気があります。

(1)夜間保育に対応した院内保育園がある

看護師の仕事は日勤に加え夜勤もあります。
これを受けて、夜間保育に対応している院内保育園も増えています。
看護師の不足が問題となっている今、夜間保育を行っている院内保育園は看護師の大きな助けとなるでしょう。

(2)認可保育園よりも利用料が安くなっているケースがある

院内保育園は認可保育園同様、月額制で利用できます。
ただし、院内保育園は病院の福利厚生であるため、一般の認可保育園よりも利用料が安くなるケースがあります。
ただし、一概に認可保育園より利用料が抑えられるというわけではないので、両者をしっかりと比較したうえで選びましょう。

デメリットは職場の人間関係がプライベートにも影響してくる

デメリットは職場の人間関係がプライベートにも影響してくる

院内保育園を利用するうえで気になるのが、利用者同士の人間関係です。
同僚や先輩、上司も院内保育園に子供を預けている場合は、職場での人間関係がプライベートにも影響してきます。
同僚や上司と良好な関係を築けていれば、プライベートの充実や、子育て、仕事の情報共有の場となります。
しかし、プライベートと仕事を切り離したいと考えている人にとっては、理想に反してしまう可能性があります。

院内保育園を選ぶ際は土日・夜間保育に対応しているか確認

院内保育園を選ぶ際は土日・夜間保育に対応しているか確認

総務省が行った「医師等の確保対策に関する行政評価・監視」では、院内保育園に関する調査を実施しています。
その結果、調査した112の院内保育園のうち、土日保育を実施しているのは61ヶ所、24時間保育に対応しているのは65ヶ所となっています。
このように、すべての院内保育園が夜間・土日保育に対応しているわけではありません。
もし院内保育園も望まれるならば、土日保育や夜間にまで対応してくれる院内保育園がある勤務先を選ぶと良いでしょう。

■児童保育を実施している院内保育園もある

院内保育園のなかには、小学校低学年までの保育を行う児童保育を実施しているところもあります。
「児童保育所」がある勤務先もあるので、検討材料として見るのも良いでしょう。

まとめ

まとめ

子供を職場に預けられる院内保育所は、子供を育てながら働く看護師の強い味方です。
費用面も認可保育園より安く抑えられるなど、メリットが目立ちます。
例えば、待機児童解消も当てはまります。

もし院内保育園に預けることができれば、待機児童となる不安もなくなる他、費用を抑えつつ職場に復帰できることができます。
しかし、中には夜間・土日保育に対応していない保育所もあります。
仕事と子育てを両立させるためにも、自分のライフスタイルに適した保育園を選びましょう。
【その他補足事項】
※院内保育園は、3歳までの小規模保育のケースもあるので、利用しながらも保活を継続しなければならないケースもあります。