介護職の仕事に興味があるけど、給与面が不安な方、いませんか。
介護職は、高齢化社会においてますます需要が高まっている仕事です。
やりがいのある仕事として注目されていますが、一方で給与面が低いというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、介護職の給料事情について、年収や時給、地域による違いなどを解説します。
介護職の給与に関する疑問を解消し、安心して転職や就職活動ができるようにサポートします。
□介護職の年収はどれくらい?
介護職の年収は、年代や勤務先、地域によって大きく異なります。
ここでは、平均年収や地域別年収ランキング、雇用形態別の給与情報などを紹介します。
*介護職の平均年収
厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇等調査結果」によると、介護職の平均年収は約430万円です。
これは、平均月収31.8万円にボーナスが年間で70万円から100万円追加された額です。
*地域別年収ランキング
介護職の年収は、地域によっても大きく異なります。
厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、介護職の年収が高い県は、愛知県、川崎市や横浜市がある神奈川県、東京都です。
一方、介護職の年収が低い県は、青森県、宮崎県、沖縄県です。
*雇用形態別の給与
介護職の雇用形態は、常勤(正社員)、非常勤(パート・アルバイト、派遣社員)などがあります。
常勤の平均年収は約430万円ですが、非常勤は時給制で、平均時給は950円から1300円前後です。
厚生労働省の調査によると、介護職の平均月収は、令和3年度と比較して令和4年度はわずかに上昇しています。
しかし、日本における平均年収と比較すると、介護職の年収は依然として低い水準です。
□介護職の給与を左右する要因
介護職の給与は、勤務先の種類や経験年数、資格の有無、地域などの要因によって異なります。
それぞれの要因がどのように給与に影響を与えるのか、解説します。
1: 勤務先の種類
介護職の勤務先は、病院、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、デイサービスセンターなど、様々な種類があります。
勤務先の種類によって、給与体系や待遇が異なるため、年収にも差が生じます。
2: 経験年数
介護職の経験年数は、給与に大きく影響します。
経験が豊富であればあるほど、給与は高くなる傾向にあります。
3: 資格の有無
介護職には、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャーなど、様々な資格があります。
資格を取得することで、給与アップやキャリアアップにつながります。
4: 地域
介護職の給与は、地域によっても大きく異なります。
都市部では、人材の需要が高いため、給与が高い傾向にあります。
5: その他
上記以外にも、夜勤手当や休日出勤手当、残業代などの手当が、給与に影響を与える場合があります。
□まとめ
介護職の年収は、年代や勤務先、地域、経験年数、資格の有無などの要因によって異なります。
平均年収は約430万円ですが、地域や勤務先によっては、年収が異なる場合もあります。
介護職の仕事に興味がある方は、給与面だけでなく、勤務条件や待遇なども考慮して、自分に合った職場を選びましょう。