今回は、男性看護師の現状や将来性について、年収や働き方を解説します。
男性看護師として働くことへの不安や疑問を解消し、将来のキャリアを考える上で役立つ情報をご紹介します。
□看護師男女比は？男性看護師の現状
近年、横浜市や川崎市では男性看護師の数は増加傾向にあるものの、依然として女性看護師の割合が高いのが現状です。
厚生労働省のデータによると、令和2年の男性看護師の割合は9.1％、女性看護師は90.9％となっています。
＊男性看護師の増加背景
男性看護師の増加には、いくつかの背景が考えられます。
- 医療現場における人手不足
- 男性の育休取得の促進
- 看護師の仕事に対するイメージの変化
＊男性看護師ならではの強み
男性看護師は、体力面やリーダーシップを発揮できる場面が多く、女性看護師とは異なる強みを持っています。
＊男性看護師が活躍できる分野
男性看護師は、さまざまな分野で活躍できます。
- 救急医療
- 手術室
- 集中治療室
- 男性患者の多い病棟
□男性看護師の年収は？男女差や年齢別、経験年数別
男性看護師の平均年収は、女性看護師よりも高い傾向にあります。
厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、男性看護師の平均年収は約518万円、女性看護師は約496万円となっています。
1: 年収の男女差
男性看護師と女性看護師の年収差は、約22万円となっています。
この差は、男性看護師の方が昇進や昇格の機会が多いことなどが要因と考えられます。
2: 年齢別、経験年数別年収推移
年齢別、経験年数別に見た男性看護師の平均年収は以下の通りです。
| 年齢 | 男性 | 女性 |
| 20～24歳 | 約373万円 | 約390万円 |
| 25～29歳 | 約464万円 | 約459万円 |
| 30～34歳 | 約512万円 | 約471万円 |
| 35～39歳 | 約534万円 | 約490万円 |
| 40～44歳 | 約560万円 | 約531万円 |
| 45～49歳 | 約553万円 | 約540万円 |
| 50～54歳 | 約579万円 | 約553万円 |
| 55～59歳 | 約642万円 | 約558万円 |
| 60～64歳 | 約571万円 | 約456万円 |
| 65～69歳 | 約393万円 | 約417万円 |
| 70歳～ | 約288万円 | 約374万円 |
年齢が上がるにつれて、男性看護師の年収は上昇していく傾向が見られます。
3: 年収アップのためのポイント
男性看護師として年収アップを目指すためには、以下のポイントを意識することが重要です。
・専門性を高める
・資格取得
・リーダーシップを発揮
・転職活動
□まとめ
男性看護師は、体力面やリーダーシップを発揮できる場面が多く、女性看護師とは異なる強みを持っています。
年収は、女性看護師よりも高い傾向にあり、年齢が上がるにつれて上昇していく傾向が見られます。
男性看護師として働くことを検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にして、将来のキャリアを考えてみてください。