視能訓練士の仕事にやりがいを感じる4つの瞬間とは?

  • インタビュー視能訓練士
視能訓練士の仕事にやりがいを感じる4つの瞬間とは?

眼に関するありとあらゆる検査や訓練を行う視能訓練士。

重要な仕事でありながら、有資格者数も少なく、未だ人手不足とも言われている職業でもあります。そんな視能訓練士のやりがいとはどのようなものなのでしょうか?

この記事では、実際に視能訓練士の方が検査を行う際に感じた視能訓練士のやりがいについてご紹介します。

1. 患者さんの笑顔が一番のやりがい

もっともやりがいを感じる瞬間はやはり患者さんが笑顔になったときでしょう。小さな子どもたちの斜視や弱視が改善し、正常な視力を得たときの笑顔。患者さんご本人やご家族からの喜びの声や感謝の言葉。

それらを得たときの「この人たちの目の健康を守ったのだ」という喜びと誇りは視能訓練士ならではのやりがいです。

また眼科には老若男女さまざまな年代の方が訪れます。子どもからお年寄りまで多くの方と検査を通して触れ合ったり、世間話をしたりすることも視能訓練士という仕事の魅力の1つだと思います。

2. 医師の診察に必要な重要な仕事だというやりがい

眼科で診察を行うのは医師ですが、その診察に必要な検査を行うのは視能訓練士です。視能訓練士の検査結果が間違えていては、医師は正しい診断を行うことができません。目の異常には、命に関わるような重大な病が隠れている場合もあります。

それを視能訓練士が検査で見落せば、病の発見が遅れ病状が悪化する場合もあるのです。その点では視能訓練士は医師よりも責任重大と言っても過言ではないかもしれません。

しっかりとした知識と技術を持ち、目のエキスパートとして医師のサポートを行うことには非常にやりがいを感じられるでしょう。

3. 子どもの目の成長をサポートするというやりがい

子どもの視力というのは、成長する期間が決まっており、その時期に適切な治療を行わなければ視力は発達せず弱視となってしまいます。その検査と訓練を行うことができる専門家が視能訓練士なのです。

まだ幼い子どもたちは、飽きっぽく集中力が長続きしません。そのため、おもちゃや声かけで子どもの興味をそらすことなく、短時間で手早く検査を行う必要があります。子ども相手の検査・訓練は大人相手とはまた違うテクニックが必要となりとても難しいですが、その分やりがいも大きいです。

4. 自らの知識・技術を向上させるやりがい

現代はパソコンやスマートフォンが普及し、全年代を通して目を酷使することが増えています。

さらには、VRといった目に関する新たな技術の登場や、レーシックやICL手術、医療機器の進歩などにより、視能訓練士はこれまで以上に求められる知識・技術が増えていくことでしょう。

それらの社会の状況に対応するため、視能訓練士は常に新たな情報や技術を学び続ける必要があります。学会などに積極的に参加したり、自ら勉強したりして、己の知識と技術を磨いていくこともやりがいにつながります。

患者さんの目を守る、意義ある仕事

今回は視能訓練士のやりがいを感じる4つの瞬間についてご紹介しました。

責任も大きく、最新の医療情報を常に頭に入れる努力をし続けなくてはならない大変な部分はありますが、頑張れば頑張っただけ、多くの人に必要とされていることを実感できる非常にやりがいのある職業です。

興味を持った方はぜひ視能訓練士を目指してみてくださいね。